5月 13 2022
【かべのあっちとこっち】さく ジョンエイジー やく なかにしちかこ
皆様、こんにちは。梅雨の走りのような天気の午後です。GWは終わりましたが五月晴れをもう少し楽しみたいところですよねさて今日ご紹介するのは「かべのあっちとこっち」です。絵本の真ん中にレンガの壁がドン!初めから終わりまで全部のページの真ん中には壁が描かれています。主人公は、壁のこちら側にいれば安心で、壁の向こう側は危険に決まっていると思い込んでいます(壁の向こうにサイやトラなど猛獣や大男がいることを知っています。)壁があるからこちらは安全で守られてる・・・というけれど、足元から少しずつ水かさが増していることに気が付きません。いよいよ溺れるというところで大男が壁から手を差し伸べて救ってくれましたさて、壁の向こうは本当に危険だった
危険から守ってくれる壁もあれば、思い切って越えてみたら思わぬ世界に出会える、また視野が広がる可能性があるかもしれないなあと感じるお話です絵の描き方や文字にも特徴があり面白いです。横浜営業所 霜山
6月 9 2022
【かんけリ】石川えりこ
By shimoyama皆様、こんにちは。
今週、神奈川県は梅雨入りしました私にとって雨の季節は髪がまとまらない気分が上がらない、服装選びに困る・・・。等マイナスなイメージですでも、今年は様々な種類や色の紫陽花を眺めたり、傘を新調したりして前向きに過ごせる工夫をしたいと思います
さて、今日ご紹介するのは「かんけり」ですいつかご紹介しようと考えていましたがなかなかできない理由がありました。それは、読むと泣けてくるからあ~読み返すとやっぱり泣けてきます。出会いは講座の受講生として。講師が読み聞かせをしてくれました→
泣ける・・・。購入して黙読→泣ける。私が読み聞かせをする→胸が詰まり声が震えるその涙の理由を考えると主人公のちえちゃん(小学4年生)と幼いころの自分が重なるからだと思います。内弁慶で恥ずかしがり屋だった私は自信がなく、なるべく目立ちたくないと思っていました。でも友達のために!と隠れている安全な場所から飛び出して缶をけりに行くちえちゃんを自分に見立ててドキドキハラハラ心模様が手に取るように伝わる臨場感のある絵本です。受講した講師の方は、映画の手法を取り入れているよ、と教えてくれました。確かに、数ページ読み進んでからタイトルが挿入される所などは私でも実感できましたぜひ手に取ってお確かめ頂きたい絵本です 横浜営業所 霜山