1月 15 2024
【ひばりに】内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵
皆様、こんにちは。
辰年になりましたね今年もよろしくお願い致します。
さて、今日ご紹介する絵本は【ひばりに】です。「いわさきちひろ」美術館にてたまたま手に取り購入しました。
改めて本の裏書を読んで少し驚いてしまいました
「大震災にあった子供たちをはげます詩。そんな思いあがった詩は書けませんでした。
でもわたしの気持ちを伝えたくて 詩を 書けない詩を書きはじめました。」とあったからです
図らずもお正月に能登半島地震が起き、そのニュースを目にしない日はないので
思い出して手に取った【ひばりに】はまさに今読むべき本だと感じました
まず表紙の女の子の赤い服がとても映えて見える所に惹かれます。
読み進めると私には、必ず泣けてきてしまう箇所があります
「震災で大変だった・・・」だなんて、自分自身の経験はとてもちっぽけだけど、
少なくても子どもたちには前を向いて欲しいと願う大人の一人として心に染み入る文です。
拙い文章では伝えきれないので、今、ぜひ多くの大人に読んで欲しい絵本と思い推薦します。
横浜営業所 霜山
2月 22 2024
【ミリーのすてきなぼうし】 きたむら さとし
By shimoyama皆様、こんにちは。2月だというのに初夏の様な気温の日もあれば、さむーい雨が続いたり・・・。気候の変動を肌で感じています。体調を壊したりしていませんか。さて、今日ご紹介する絵本は「ミリーのすてきなぼうし」です。小学2年生の国語の教科書(光村図書)に掲載されているようなので知っている方もいるのではないかと思います。
明るく鮮やかな色の背景とミリーが笑顔で帽子(手品のマジックハットみたいな)をかぶっている表紙が印象的です。ミリーは小学生と思われますが、学校の帰りに帽子屋さんの立ち寄ります。(小学生が帽子屋さん?と思います)気に入った帽子が見つかりますが、お金がないので買えません。すると帽子屋の店長さんが名案を思い付きます。特別な帽子です。ミリーは早速かぶり歩き出します。特別な帽子は色も形も自由自在、想像次第でどんな防止にもなれるんです。ミリーは想像しました。クジャクの帽子、ケーキの帽子、花束の帽子、噴水の帽子など。
ミリーは気づきます。帽子をかぶっているのは自分だけではない事を。みんなそれぞれが違った帽子をもっていて
暗くて寂しい水たまり色の帽子のおばあさんとも出会いますが、ミリーが微笑みかけるとおばあさんの帽子にもミリーの帽子の魚が飛び移りおばあさんが笑顔になります
自分の頭の上の帽子の色や形は自分には見えないけれど、人に接する事でそれに気が付かせてもらえるのかなとこの本を読んで感じました。自分だけのステキな帽子をみんなが持っていると思うと面白いですよね。あなたの帽子はどんな帽子ですか