10月 24 2022
【大ピンチずかん】 鈴木のりたけ
皆様、こんにちは。
昨日は、近所の公園まで秋の日差しに誘われて、どんぐりと落ち葉拾いに出かけました。
どんぐりから虫が出てきたら嫌なので、一度熱湯でゆでて乾かしてから工作しましたよ
同じ日に購入した絵本が「大ピンチずかん」です。新聞で紹介されていたので気になっていて本屋さんで手に取り即決しました表紙には、男の子がコップに牛乳を注いでいるけれどドバドバこぼれている絵が描かれています
この図鑑には世の中の様々な大ピンチをピンチレベルの大きさと、なりやすさで分類して、レベルの小さい順に紹介されています。牛乳がこぼれたこれは大ピンチだ。どのくらいのピンチ?という書き出しです。大ピンチレベルは29、なりやすさは☆☆☆☆星4つ。よくある大ピンチだ!との事
次のページをめくるとピンチレベルが上がっていきますよ
。でも大丈夫。ピンチの切り抜け方も学べます。持ち運びにも便利なコンパクトサイズの絵本です。皆さんもお出かけの際は忘れずにもっていって大ピンチに備えましょう
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1月 12 2023
女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい 編著 村中季衣 著 中島学
By shimoyama皆様、こんにちは。たいへん長い間ご無沙汰になってしまいました
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季節は過ぎ、年は明け2023年になりました
本年も絵本にまつわるブログを書いていこうと思います。引き続きどうぞよろしくお願い致します
さて、今回は少し趣向を変えて「わが子とつなぐ絵本の読みあい」という本のご紹介をさせて下さい。
絵本の事を学ぶ中で、絵本は子供たちだけの物でないと気づきました。大人に絵本
とか、中学生、高校生に読み聞かせ等の話をよく耳にしますよね!絵本は文字数が少ない為、余白の部分を想像する余地があって誰にも様々な解釈ができるとても優れたツールと思います
今回の本では子供を育てている女性受刑者の方がわが子に向けて本を選び、ペアになり読み方を何度も練習し、全体で発表した後に、録音をしてわが子に届けるという絆プロジェクトのドキュメントです。一般のお母さんたちですから絵本を選ぶこと、人前で読むことなど初めて体験する方も多いようです。「もう無理」「やめてしまいたい」など挫折しそうになるけれど、今は離れて暮らすわが子を思いその葛藤の様子が描かれていて、何度も涙で文字がにじみました。何度も何度も練習するうちに、絵本の登場人物の気持ちが想像できたり、仲間との支え合いが温かいのです。すべての事例に講師の村中さんのメッセージが添えられていて一人ひとりのお母さんのステキな所を温かい視点で伝えています。又今後の人生に対しての村中さんからのエールには背中を押される様な思いを感じて何度も読み込みました。刑務所内での出来事を知ることも興味深く感じました。最後に」読みあえる絵本リスト90」もあり、年齢別のお勧め絵本も紹介されいますよ。よかったら手に取って欲しいと思いました。