4月 26 2021
【ぼくはいしころ】 坂本千明
風そよぐ季節になりましたね若葉が綺麗でまぶしいほどです。さて、今日ご紹介するのは「ぼくはいしころ」という絵本です。本屋さんに飾られていて気にかかって手にした本です。表紙には黒猫と石の絵!何の話?と思いますよね誰にも気に留められない、そして声をあげてはいけないと教えられた黒猫の話でした。黒猫の目はどこか固く、睨むような、うつむくような感じです。野原で遊んだり、夜のお散歩に繰り出したりしてもさえない表情です。そんなある日、誰かに声をかけられます。ごはんをくれるみたい・・・・。どうしよう・・・。黒猫は警戒しているけど。「おはよう」「おまたせ」「あせらなくても、大丈夫」たくさんの言葉をかけてもらい・・・ついに気が付きます。自分の気持ちに自分の欲求に声があふれる様子の描写が特徴的で少しびっくりしました!私も心やお腹の中にある言葉や感情を押し殺していると感じる事があります。そうだ!私はこわいんだ、嫌なんだ、と声に出し吐き出せたら楽になるのかなと感じました。皆さんも吐き出したい事、聞いてほしい事がきっとたくさんありますよね
5月 10 2021
【レミーさんのひきだし】作 斉藤倫・うさまる 絵 くらはしれい
By shimoyama皆様、こんにちは連休も終わり日常戻ってきましたね連休もステイホームで特に変わりなかったよ。とか、当たり前の日常がかえって有難いよ。等様々な声が聞こえてきます。さてそんな今日は女の子の夢がいっぱいに詰まったような絵本をご紹介したいと思います。
「レミーさんのひきだし」です。皆さんの中にもきれいな包み紙や、小びん、リボンや空き箱等捨てられずに取っておく方がいらっしゃるのではないかと思います。私もレミーさんもその一人です。でもレミーさんにはちゃんと理由があって引き出しに入れておくのです引き出しの中からはクッキーの缶や、赤い毛糸玉、きれいな包装紙たちの話が聞こえてきますよ。小物や、家具、背景の色使いや人の表情がとってもかわいくて嬉しくなって、うっとり眺めてしまいます。そして…結末にはレミーさんとレオおじさんの事が描かれています誰もが♡が温かく幸せな気持ちになれるお話と思います