【ぼくはいしころ】 坂本千明

風そよぐ季節になりましたね若葉が綺麗でまぶしいほどです。さて、今日ご紹介するのは「ぼくはいしころ」という絵本です。本屋さんに飾られていて気にかかって手にした本です。表紙には黒猫と石の絵!何の話?と思いますよね誰にも気に留められない、そして声をあげてはいけないと教えられた黒猫の話でした。黒猫の目はどこか固く、睨むような、うつむくような感じです。野原で遊んだり、夜のお散歩に繰り出したりしてもさえない表情です。そんなある日、誰かに声をかけられます。ごはんをくれるみたい・・・・。どうしよう・・・。黒猫は警戒しているけど。「おはよう」「おまたせ」「あせらなくても、大丈夫」たくさんの言葉をかけてもらい・・・ついに気が付きます。自分の気持ちに自分の欲求に声があふれる様子の描写が特徴的で少しびっくりしました!私も心やお腹の中にある言葉や感情を押し殺していると感じる事があります。そうだ!私はこわいんだ、嫌なんだ、と声に出し吐き出せたら楽になるのかなと感じました。皆さんも吐き出したい事、聞いてほしい事がきっとたくさんありますよね

【ぼくはいしころ】 坂本千明

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