3歳・4歳の子どもとの接し方には違いがある

幼稚園や保育園では、様々な年齢の子どもが一緒に生活しています。子どもは皆一緒…と感じる人もいますが、実は年齢によって関わり方にコツがあるのをご存知ですか?今回は保育士になるときに知っておきたい、3歳・4歳の子どもとの接し方をご紹介します。

反抗期は自我が成長している証!3歳児との接し方

反抗期は自我が成長している証!3歳児との接し方

3歳の子どもは語彙が急激に増えるため、「お名前は?」「何歳ですか?」などの簡単な質問にも答えられるようになります。助詞や接続詞を上手に使い、長い文章でお話しできるようになりますが、自我が発達すると「こうしたい」「これは嫌だ」という意思が明確になっていきます。

そのため自己主張が強くなり、保護者や先生の言葉に「嫌!」と反発することも増えますが、3歳児と接するときには、反抗期も子どもの成長過程だと理解して受け止めることが大切です。「こうしなさい!」と命令するのではなく「~をしてみようか」「AとBならどっちが良い?」と、自分で選べる提案の形で伝えるのも効果的です。

また、言葉が増えても十分ではないため、意思を表現する言葉が見つからず、癇癪を起こすこともあります。そのようなときには、「やってみたいの?」「できなくて悲しかったんだね」など、気持ちを代弁してあげると、少しずつ自分の気持ちを整理する方法を学んでいきます。

自分と他人の間で葛藤中…4歳児との接し方

自分と他人の間で葛藤中…4歳児との接し方

3歳までは自分の意思を表現するので精一杯でしたが、4歳になると、自分の周りの人や物に興味・関心を持つようになり、「何で?」「どうして?」と質問するようになります。それをきっかけに社会性が育まれ、ルールを守ってお友達と一緒に遊べるようになります。

しかし、相手の気持ちが分かってくるからこそ、自分と相手の気持ちとの間で葛藤して癇癪を起こしたり、喧嘩になったりするケースも少なくありません。4歳児と接するときは、子ども視点の質問にできるだけ答えてあげることが大切です。万が一答えが見つからない場合は、一緒に考える作業を通して、知的好奇心を育むこともできます。

また、喧嘩が起こったときには叱るだけでなく、「どうして?」と投げかけてみましょう。先生が葛藤していた気持ちを解きほぐすお手伝いをすることで、相手の気持ちを考える冷静さを取り戻すことができます。それこそが本当に反省するということなのです。

年齢に関係なく子どもたちの“甘えたい”という気持ちに寄り添う

子どもたちの成長は早いため、年齢に合わせて対応し、成長をしっかりサポートしてあげましょう。

一方で子どもたちは、どれだけ大きくなってもまだ幼さも持っています。失敗して悲しい気持ちも、上手にできて嬉しい気持ちも、保育士が受け入れてくれると分かっているからこそ、新しい挑戦ができるのです。

子どもの年齢に関わらず“甘えたい”という気持ちに、上手く寄り添ってあげましょう。

保育士の求人をお探しでしたら、株式会社あんだんてにご相談ください。

プロの目から見て、一人ひとりに適していると考える、働きやすい職場を親身になってご案内いたします。

月給の希望や求人・募集地域、掲載中の求人情報をもっと詳しく知りたい…という方は、気軽にお問い合わせください。

お役立ちコラム

保育士の求人なら株式会社あんだんて

会社名 株式会社 あんだんて
本社住所 〒220-0005
横浜市西区南幸2-19-4 南幸折目ビル 5F
TEL 045-321-9777
URL https://an-dan.com/