魔法の木

皆様、お変わりございませんか?

10月の週末毎に台風に見まわれ、運動会の延期などで心落ち着かない日々を過ごされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、急に朝夕の冷たい風に体調を崩されていらっしゃる方も…

手洗い、うがいをきちんとなさってくださいね。

今回は、個人的なお話となりますが、

子どもが小さい時によく遊びに行っていた公園でのお話です。

運動音痴の我が子が、なぜか一輪車に興味を示し、1年生の11月から夢中になりました。

おいおい、あなたは補助輪付の自転車に乗りながら、真横に倒れたでしょ?と、できない前提で様子を見ておりました

やはり予想は裏切られず、毎日毎日近くの公園に練習に行くも、一向に上達する気配もなく、

夕方の寒い中、母が手を引き、よろよろと一輪車に乗り続け…

手を引き続ける母の身も心も冷え冷えし、苛立ちさえ隠せなくなり、今日も行くの?とマイナス発言まで出そうになりました。

ただ、やる気のない娘が初めて見せた小さなやる気を摘むわけには…と、言いたい言葉を胸にしまい、毎日公園へ。

公園にあった鉄棒から少し離れた、大人の足で2歩くらいの距離に大きな木があり、母は

「実はね、この木は魔法の木で、鉄棒からこの木まで行けるようになれば一輪車は完璧に乗れるんだ!やってみよう!」

と、目標を定め、一輪車3こぎくらいの小さな目標に向かっていきました。

それでも鉄棒から手を離すの野が怖くて、何度も失敗しましたが、1度まぐれでできました。

すると、1度できたことに勇気をもらい、どんどん上達して、アイドリング、回転等もできるようになり、

広い公園を何周もできるようになり、娘の笑顔に母も頑張ったかいがあるな~と

運動音痴の娘が一輪車に乗れるようになったことで、友人たちに衝撃が走り、

「どうやって乗れるようになったの?」

「あなたも乗れるのなら、私も乗れるようになるよね?」

と、嬉しいのか悲しいのかこんなに評判になってしまったことに親子で慌てていました

娘は、一言

「この木が魔法の木だから、ここまで行けるようになればできるようになるよ

娘のお友達の間で大いに広まり、魔法の木の周りにはよろよろした一輪車娘達が集うようになりました。

見事、みんな一輪車ができるようになり、女子一輪車部が結成されました

多い時には、15人くらい集い、小学校4年生まで、週1回の部活は続きました。

今でも、魔法の木は子ども達の元気な成長を見守っています。

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魔法の木

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